2009. 4. 4
前の記事を書いてから半年近くたっていることに気がつきました。
ELSESの中にgeneralized Hueckel近似を組み込むことが出来上がり、動力学を含めて正しく動いていることが確認されました。 これに関してはgeno work groupのメンバーには報告メールが届けられているはずです。

今日、検討を行い、以下の方針でいくことを確認しました。
  1. generalized Hueckel近似のプログラムコードは基本的に完成し、誤差を含めて、理論どおりの動きをすることを確認しました。
    これに伴い、generalized Hueckel近似の計算例をいくつか増やすことにしました。
    ELSESメンバーが、自身で計算する時に参考にしていただくためです。

  2. デフォルトで入れてあるパラメタ値では、実験と一致しない結果が得られることがあります。
    しかし、一般的にはデフォルト値と異なる値を選択することにより、種々の実験値と「合わせる」ことが出来るようです。
    その場合には、所期の目的である物理量だけでなく、他の量も併せて検討、確認することが求められます。
    これらについては、会員各位のデータ提供に期待します。

  3. 2の問題点は、電荷移動に関して電荷自己無撞着計算になっていないこと、量子化学計算に共通したことですが、
    波動関数の自由度が足りないこと(double-zeta, triple-zeta)などによると考えています。
私たちは、直近の課題としては、 電荷自己無撞着部分のプログラムがちゃんと動くようにする、ことを最優先として行います。

  2008. 9. 17
昨日(9月16日)、東大でGENO-WG会合と2008年度第1回ELSES研究会を開きました。
13時半からのGENO-WG会合では、各メンバーの進捗状況の報告と全体のプログラムを 走らせた時の状況の報告がありました。 メンバーの間での仕事量に大小のムラがありました。Iさんが一番大変で、夏休みを潰してしまったとぼやくことしきりでした。(ごめんなさい。) プログラムは大凡できあがり、現在その結果の検証を行っている最中です。 各メンバーも並行して、検証作業に入ることを申し合わせました。
15時からのELSES研究会では、generalized Hueckel 近似および電荷自己無撞着(CSC) について、説明、議論をしました。 次回は、メンバーによる例題の報告が あることを期待したいですね。

documentにあったタイプミスの指摘もありました。 講演資料と改定documentはHPにアップされています。
GENO用の作業中のプログラムは http://www.elses.jp/develop/の下に、uploadしています。 これらの場所はメールにて会員宛に通知がいっています。ご注意ください。
ただしこのページにアクセスできるのは(アカウント名とパスワード)を持った会員に限られます。

  2008. 8.18
ELSES研究会では、会員がボランティア的にプログラム開発に携わっています。 Version Manager が認める以前の版を開発途上版コードとして、http://www.elses.jp/develop/に適宜、uploadしています。 ただしこのページにアクセスできるのは(アカウント名とパスワード)を持った会員に限られます。

現在、プログラム最新版はVersion v0.00.19です。それ以降の開発途上版の最新は
http://www.elses.jp/develop/elses-v0.00.19-plus-20080812hoshi.tar.gz
です。
「v. 0.00.19+」というのは、「v.0.00.19にプラスされたもの」という意味で、リリース版になると、正式なバージョン番号(v .0.00.xx)が与えられます。
またChange-Logは Current and old ELSES program packages の下の Change log of the package (EXCEL,2008/04/17)を参照してください。

ELSES ホームページにもっと最新情報を報告できるよう、現在如何すれば良いか頭をひねっています。

  2008. 8.1
7月31日午後(2時から5時まで)有志の方々に東大に集まっていただき、GENO,CSCのコーディング作業を開始しました。 今回はプログラムのフレームワークを示し、後の分担を決めました。 ひとまず次のステップはお盆明けという旗を勝手に立ててみました。

このような作業に参加していただいて、会員の皆様にとって何がメリットになるのでしょうか。 一つは作業に加わることにより、プログラムがどのように動いているかよく理解でき、パッケージを使用する上で生じる問題点に直接対処できるようになることです。

第二は、今回の Generallized Hueckel Approximation の様々なパラメタについての最適化やさらなる一般化が、各自の問題に即して可能になること、です。 Generallized Hueckel Approximation は沢山の実験的あるいは経験的に決まったパラメタを含んでいます。 小さな系ではそれらを自己無撞着に決めることも可能ですが、我々がターゲットにしている大規模系では不可能です。 そのためCSC(Charge Self-Consistency)を組み込みますが、それでも出発のパラメタ(参照系)をどう決めるかは大変に重要です。
今回の会に集まってくださった皆様のご意見により、Generallized Hueckel Approximation そのものの勉強会を、できれば8月中に開こうかと考えています。

第三として、できれば今年中に、今回開発しているプログラムを用いた事例検討会を開くことを企画していきたいと考えています。 そのような活動を通じて、コミュニティの絆が強くなっていくことを期待するとともに、この成果を積み上げて事例集を作成できれば良いと思います。

  2008. 7. 14
GENO, CSCの開発を目的とした勉強会を7月12日(土)に開きました。 予想外にたくさんの方が集まってくださいました。 GENO (Generalized Non-Orthogonalized Basis Set) は generalized Hueckel 近似を含むより広いハミルトニアン形式を取り扱うものです。 「それによって何を期待しているか、具体的にどのように行うか」、「具体的にどのような作業が必要か」をまとめたパワーポイントファイルをhttp://www.elses.jp/develop/に置きました。(アクセスにはELSESのアカウントとパスワードが必要です)

  2008. 6. 30
ドキュメント(main, GENO, CSC) およびELSES-packageのsubroutine構造を可視化したCallTree を ELSES-homepage (開発者用)にアップしました。 重なり積分を持ったタイト・バインディング近似 GENO=Generalized Non-Orthogonal (tight-binding method), CSC=Charge SelfConsistency の開発を開始するためのものです。

  2008. 5. 26
ドキュメント整備に着手しました。
いろいろな方に開発に参加していただくためにはドキュメント整備が必須です。
どなたにもわかるドキュメントとプログラムにするよう努力しています。

  2008. 5. 13
ELSESの2008年度開発テーマは以下の通りとします。
(1)化合物系
(2)多原子種
(3)変形、多様な境界条件
この目的のために、コードに2つの手法を組み入れます。
(4)重なり積分を持ったタイト・バインディング
(5)Charge Selfconsistency (LDA-TB)

  2008. 5. 13
ELSES NEWS スタート